【栗東市・小槻大社・5月5日】

 「花笠踊り」は、毎春小槻大社(こつきたいしゃ)の祭礼「小杖祭り」で奉納される古風な踊りです。 祭りは、村ごとの輪番制で神事の一切がその年の当番村によって行われます。干支の順により子・酉・午の年には山寺(草津市)、亥・巳・寅は、岡・北原(下戸山の一部)、辰・戌の年は目川、未・丑は坊袋、申・夘は川辺と交代しています。

花笠踊りで踊りを奉納するのは、色鮮やかな衣裳と花笠を身に付けた子どもたちです。太鼓打ちと太鼓受けが一組となり、その周囲を男形と女形の笛吹き4人、鉦(しょう)擦り2人、音頭取りと傘鉾持ちの構成で躍られ、祭の行列はさらに踊りに先だって、棒振り・槌振り・鯛釣りの幼児が付きます。

花笠踊りの特徴である子役らの華やかな衣装は個人持ちで、役によっては大変な費用がかかる場合もあり道具とともに、当番村によって少しずつ特色が違います。坊袋では衣裳だけでなく音頭と呼ばれる大人役や、羽織を尻からげに着てマワシをつけた男性が登場します。

稽古は、本祭の一ヶ月前からはじまり、それと同時に傘鉾・花笠・諸道具の準備や、神社までの道直しなどが行われます。

祭りは5月4日の宵宮と5日の本祭の二日間行われ、宵宮では、宵宮渡しといって本祭とは別に簡素な道具と衣装をつけた踊りが行われ、当番村から神社までを往復します。 本祭は、村の中で踊りを披露した後、小槻大社に向けて出発します。行列は、子役たちの他に神饌の入った唐櫃や神榊を持った人、榊持ち・御輿かきと続き道中では伊勢音頭が歌われます。

神社での神事と踊りの奉納後、御輿が出され再度本殿の前と龍王社の前にて踊りが披露されます。その後、行列は御輿をお旅所まで渡御し、お旅所での神事と踊りが奉納されると神饌のキンカンが皆に振る舞われます。一行が小槻大社へお神輿を納めたのち、村へと戻り、村中で踊りを披露し翌六日、後宴が催されます。

宝暦頃の祭礼日は、四月初夘日とされていましたが、明治に入り五月初夘日に改められ、現在は五月五日に祭礼がおこなわれています。




場所

小槻大社
栗東市下戸山1212

交通
JR琵琶湖線草津駅東口から
近江鉄道バス下戸山経由
「トレーニングセンター」行き
「下戸山」下車、徒歩約15分
お問合せ
077-551-0126  栗東市商工労政課

槌打ち

鯛釣り

太鼓受け

太鼓打ち

写真提供:栗東歴史民俗博物館


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